シネマな日記

　　　　　　　　　　　　　　　ただ、がむしゃらに生きてきた。

　　　　　　　　　　　　　　　しかし、気がつくと、

　　　　　　　　　　　　　　　家族はいつしか家族でなくなっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　妻の気持ちも、娘の気持ちも分からない。

　　　　　　　　　　　　　　　自分の気持ちさえも・・・

　　　　　　　　　　　　　　　だから、私は決心した。私らしく、生きるために。


　　　　　ＲＡＩＬＷＡＹＳ　〔レイルウェイズ〕　４９歳で電車の運転士になった男の物語　





　

一流企業に勤める４９歳の筒井肇（中井貴一）は、取締役への昇進も決まったが

仕事に追われ家庭を顧みない毎日を過ごしていた。

ハーブショップを経営する妻の由起子（高島礼子）との距離は広がり

夫婦の会話はほとんどない・・・。

自分の夢が分からず就職活動中の娘・倖（本仮屋ユイカ）とも親子の会話は途絶える。


故郷島根で一人暮らしをしている母・絹代（奈良岡朋子）が倒れ、急いで田舎に帰る。

母の病をきっかけに久しぶりに帰った故郷で肇は、家族を気遣う余裕もなく

気がつくと息切れしている自分の人生を振り返る・・・。


「俺は、こんな人生を送りたかったのか・・・？」


肇は決意する。　会社を辞め、子どもの頃の夢だった一畑電車の運転士になることを。



出雲の美しい田園風景

その自然の中を走る　日本最古級電車・一畑電車


一度しかない限りある人生を自分らしく生きる勇気を与えてくれる・・・心温まる物語

主題歌：　「ダンスのように抱き寄せたい」　松任谷由実



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